3D(three-dimensions-nail)ネイルの知識は前回の3D基礎でかきました。 まだ見ていない方がいらっしゃったらぜひ記事を読んでみてください。今回は実践編 基礎です。
なぜ3Dネイルが「ジャパニーズアート」と言われるかを考えてみた
日本ではネイルエステシャンになる為に、検定や、試験が数多くあり、3Dネイルは必要不可欠なものです。なので、日本でネイリストをしていれば、一定以上のクオリティーの高い3Dは誰でもできるからではないのでしょうか?
日本のネイルエステシャンは3Dのクオリティーの良い悪いを自分の練習から見極める目を持っています。エッジがスムーズ、立体感がある、重なり、色が、など3Dネイルには重要な部分が沢山あります。
現在ネイルエステシャンになる為に3Dネイル試験を必要としていない国は多くあります。1.2日の講習会に行ってやり方だけを習って、サロンワークや学校で教えているエステシャンも私は知っています。その場合作品を見ればわかります。
今後、3Dの技術を習得したい方へ
良い作品をしっかり見てください。まずは真似をするところから始めましょう。自分が作った作品と、どこが違うのかを見比べてください。私も将来的にこのページでも動画などで説明できるようにしていきます。
ミクスチャーの取り方
スカルプ(エクステンション)用のミクスチャーと 3D用のミクスチャーの取り方は違います。
スカルプ用のミクスチャー
スカルプ用の筆は太く長く、筆の中に沢山のリキットが入っている。スカルプの最初のボールは楕円系でも、イガイガでもプレスをして形を整えるので、形にこだわらなくてもいい
3D ミクスチャー
3Dの筆は短く、小さい。3Dミクスチャーは先端でとる。筆先でとると丸いミクスチャーが取れる。ネイルに置いた時に筆にはリキットがあまり含まれていないので、筆離れがよい。
時々、パウダーの中に筆からミクスチャーが落ちる場合がある。必ず素早く取り除くように! 放置してしまうとパウダーは湿気に弱いので、他のパウダーと固まってしまう場合がある。
最初の練習
同じ大きさのミクスチャーボールが作れるようにしましょう。 3Dネイルはいくつものパーツがあり、例えば花なら5枚の花弁がほぼ同じ大きさにならなければいけません。
花びら5枚の花
基本
- 丸いミクスチャーを置いたら中心に向かって引っ張る。
- 筆を寝かせて花びらの丸みをつける
- エッジ(花びらの端)をきれいに、シャープに見せる。
- 最終的にジェルトップコートを使用する場合、エッジの下、3Dの結合部分にバブル(空気)が入ることがあるので、入ったら硬化させる前に、先のとがったツールで取り除きましよう。
もし、ジェルネイルの上にアクリル3Dを乗せる場合、トップコート硬化まで仕上げて軽く表面をバッファーしてから3Dを乗せましょう。見本はチップを軽くバッファーしています。
- 丸いミクスチャーを置いたら中心に向かって引っ張る
- 2つ目のボールを時計の2時のあたりに置いて引っ張る
- 3つ目のボールを10時のあたりに置いて引っ張る
- 4つ目のボールを7時半のあたりに置いて中心へ引っ張る
- 5つ目のボールを4時半のあたりに置いて中心へ引っ張る。
- まずは5枚花を1つ完成させてから半分だけのものを ネイルサイドに作り、角度を変えて1つ目のボールを時計の11時の位置からスタートして2つ目を1時のあたりなど、動きを見せる。
上下、左右に、同じ大きさ、角度、の花を並べないようにする。 私の場合、中心より少しずれた位置にまず1つ書き、サイド、先端、キューティクルラインと3Dを置いてみて、隙間バランスを見ながら置いていきます。
上の花の描き方の順番はどこからやったらいいという決まりはありません。しかし、最初の1つ目は12時ぐらいが 描きやすいです。後は、右に行っても、左へ行っても問題はありません。ただ5枚がほぼ同じ大きさになるように心がけてください。