カナダに引っ越して11年。沢山のネイルエステシャンやお客様に「ジャパニーズネイルアートはできますか?」と聞かれました。ジャパニーズネイルアート? 私は和柄で着物のような絵を言っているものだと思っていました。しかし 実際は「3Dネイルの事」だったんです。 日本では3Dが出来なければネイルエステシャンになれないぐらい、基本ですが、海外では そうではないようなので、今回は3Dの基本を記事にしたいと思います。
3D(Three dimensions )ネイルとは?
一般的にネイル業界でよく言われている「3Dネイル」は『Three-dimensions nail』の略語でありって3次元の 縦、横、奥行きの立体的なネイルの事で立体的な パーツを使ったネイルの表面より飛び出しているので3Dネイルの種類に入ります。
- スワロフスキーネイル
- パールなどのパーツ
- プラスチック素材のもの
- 羽
- 鎖
しかし、サロンワークの中でお客様がオーダーする3Dネイルは一般的には「アクリル」や「ジェル」を使って 日常生活に耐えられて、立体的で美しい、又はその人の個性にあったデザインの事を言います。
国や場所によってこの3Dネイルの呼び名は違いますが、このページでは3Dネイル=Three-dimensions nailとさせていただきます。
3Dネイルを作るのに必要な物
用意するもの
- 3Dネイル用のアクリルパウダー
- 3Dネイル用のアクリルリキッド
- 3Dネイル用のアクリル筆
- ダッペンディッシュ
- キッチンペーバー
- 練習用のネイルチップ
3Dネイル用って何?
私は3Dネイルを作る時に使うブランドは、この硬化速度が速いブランドを使っています。3Dネイルは1つの爪で何度もボールを取り広げて重ねていきます。ミクスチャーの操作性と、無駄に流れない事がとても重要です。
エクステンションのアクリルパウダーで作っていると 花びらの少し先を上げたい部分や、薔薇の花びらを立体的に作ったりする作業に時間がかかり、シャープな作品にできません。多くの方から、「3Dネイルができない」などの質問を受けますが、まず基本的な所です。十分に慣れてきたら、エクステンション用のアクリルパウダーで出来ないこともないですが、特に初心者の方は3Dネイル用のカラーパウダーを使用することをお薦めします。
3Dブラシ
ダッペンデッシュ
- ダッペンディッシュとパウダーは自分の利き手側に置く
- ダッペンディッシュは直径約3cmほどの透明のものがお勧め。
- リキットは筆の毛 以上入れない
- デザイン1本のみのお客様とかには▲印の所まで入れる。
- 自分の筆がどのぐらい使っているか 目で確認した方がいい
ダッペンディッシュ直径約4cm以上のものはエクステンション用
リキット
リキットは使用期間があります。期間については各メーカーにお問い合わせてください。
又劣化したリキットを使ってしまうと、硬化速度が遅くなる、筆先にミクスチャーがつく、色むら、変色の原因になる