ネイルアート

ネイルデザイン ラインアートの世界 直線を楽しもう アクリル絵の具編

ネイルのアートには色々な種類があります。今回はラインアートの特に直線に限って深堀します。上の写真の親指、人差し指、薬指が ポリッシュ下地のアクリル絵の具アートです。

ポリッシュにアクリル絵の具

絵の具

私はポリッシュの場合 アクリル絵の具をすすめています。ポリッシュでの細い線のアートは乾くのに時間がかかる為、サロンワークでは不向きです。(金銀などのスパークルは時々ポリッシュを使います。)上の左端写真のようなアクリル絵の具はチューブタイプをお勧めします。水に溶かして使うタイプで 自分の好みの方さに調整して水溶きできて、少量ずつ使うのでとても経済的です。私はターナー社とリキテックス社がすきです。

中の写真は私の筆の引き出しです。筆はネイリストにとって、かなり重要な位置を占めています。筆が悪くなったという理由で お客様のリクエストをキャンセルできません。私はカナダに住んでいるので、多くの予備を所有しています。筆は必ず予備を用意していた方がいいでしょう。

私はKrisnoのコリンスキーの筆と手ごろな値段のブリューシュbrsなどが私のお気に入りです。この2社はキャップがついてこないので、必ずキャップも購入してください。 私が日本にいた時には、プラスチックのストローの片方の端を切って、ライターで温めてくっつけて自前のキャップを作っている人もいました。間違っても、買った時についてくる細いプラスチックの筒に戻そうなんて考えないでください。その細さに入らず筆の毛が悪くなります。

何年も絵を描いてるプロなら、ちょっと高めな筆もOKですが、初めの時は「あっ絵の具を落とすの忘れちゃった!」なんてこと多々で、筆が悪くなってしまうこともあるので お手頃な値段をお勧めします。

私はラインアート(長いもの)の場合MからLサイズを使い一気に(息を止めて)書きます。書き足して書いていくとそこにずれが見えるからです。下の筆はLサイズです。 これ以上長くなるとキャップをした時にキャップについてしまいます。

Student
Student
コリンスキー筆ってなに?
Me
Me
イタチ科の動物の毛で来た筆、絵の具を含みやすく 柔らかい。アセトンに溶けません。

新しい筆を下すとき 化学糊がついて硬くなっています。 少し指で柔らかくしてほぐれたら、ぬるま湯につけてすすぎ、キッチンペーパーなどで水分を優しく取ってください。

  1. 新絵の具と溶く水の量は、塗る量にもよりますが このぐらいからスタートしてみてください。
  2. 充分に穂先に絵の具をしみこませてください。
  3. 使い終わったら、必ず筆をきれいにしてください。しないと固まってしまいます。

アクリル絵の具の時のパレット

私は家で作業をする時は上のプラスチックの100枚めくれるタイブの使い捨てを使用しています。SPAでも自分の道具箱の中にこれを入れています。 他のスタッフはジェルオフに使うホイル(アルミホイル)をパレットにしています。 ショーやデモンストレーションなどに行く時は光でアクリル絵の具が乾きやすいので、それを防ぐために このようなパレットを使うこともあります。これは日本のネイル問屋さんで買うことができますが、カナダでは売っていないので、私は生徒に「タッパーウェア―にキッチンペーパーを湿らせて その上に紙を乗せて使って」と言っています。 そうすると絵の具の乾燥を防ぎます。

アクリル絵の具の乾く速さ

すぐに乾いて、耐久性になります。すぐに・・といってもどのぐらいかわかりませんよね。 例えばペディキュアの時 ポリッシュの上に2つの親指のみアートをしたとして、私は10本ポリッシュが終わったら、小指からトップコートを塗り始め、2本の親指を除いて塗っていき、反対足の小指まで塗ったら親指のトップを塗ります。 もう乾いています。(水の加減によって乾く速さも変わります。たいてい5分以内)会社により特徴がありますので、色々試してみてください。

練習方

Student
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細い線がかけません。コツってなんですか?道具は?練習方法は?
Me
Me
まずは紙の上で筆先の練習 この時は利き手の小指を出して支えにしてください。主に穂先で描く感じ。

私は長い筆をやや倒して書いています。倒すと自分の線の終点が見えるので書きやすいと思います。

まずは横線の練習 横線は手首下をしっかり机につけて固定してスライドです安定しているのと距離が短いのでやりやすい。慣れたら縦線の練習をしてみてください。

アートの下書きは 同系色の水で薄めた色ですっすらと書いたら、いいと思います。上の人差し、薬指のようなランダム(規則的でない)模様に関しては 下書きなしの一発勝負でもよいと思います。

一番のポイントは利き手の小指ががグラグラしないように他の手にくっついて支えているって事。セルフの場合は両手のサイドをしっかりテーブルにつけて安定さが大切です

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