ネイルの世界でドットとは・・・ 私が受けた当時のネイルの検定試験では「ドットは禁止ではないが評価対象にはならない」と言われていました。今回のテーマはこのどっとです。
ドットとは
ネイルのドットは以前簡単な花の書き方で説明したように棒とジェル又は絵の具などで作りだす丸や点のことです。英語ではDot 発音は ドォッツ
ドットの道具 (ツール)
ドット筆の種類
私は下記のようなドットペンを持っています。
大小さまざまな大きさがあってとても便利です。このドットペンはドットを描く以外でも、小さなパーツを動かしたり、3Dのネイルデザインを作ったり、穴をあけたり、掘ったりと色々な使用用途があります。セルフの方はここまでのセットは必要ないかもしれませんが 上から2番目ぐらいの大きさのものを1本持っていると 今後のデザインに役に立ちます。
ドット筆の使い方
ドット筆の使い方はネイルの表面に対して直角に落として直角に引くことです。もし斜めに引いたりしたら楕円形になることが多いです。
失敗した時
アクリル絵の具の場合: 直後なら筆又は綿棒を水で濡らし下のポリッシュにダメージがないようにふき取りましよう。
ジェルの場合:丸を書いた後、絵の具が筆について引いてしまうこともあります。その場合は乾いた平筆でふき取る又は 粘着性の強いジェルの場合はアルコールを少量筆に含ませてふき取るといいでしょう。
ドットがメインになる場合
左はドットの大きさと色を変えて、右は大きさのみを変えています。右はディズニーランドへ行く方に好評です。右の5つのミッキーは特にドット筆を使わなければ、5つほぼ同じ形はとても難しいです。
お客様の施術をする前に必ずお手持ちの各ジェルメーカーの特性(どのぐらい伸びるか、にじむか等)を知っておきましょう。
にじみやすいジェルをご使用の場合は 5本の指が終わる前に、例えば2.3本終わるごとに又は1つのカラーが終わることに、こまめにジェルランプに入れて仮硬化(LED30秒、UV2分が正式な硬化時間ですが、仮硬化はその半分以下でにじみなどを抑えるために行います。)をすることをお勧めします。
柄が細かくなればなるほど、仮硬化は細かく行います。
ミッキー描き方
最初に大きなドットで丸を書き、のちに小さなドットで耳を作ります。 5つの場合も同じですが、最初に大きなドットのみ上2つ下2つ書いて その後真ん中にドットを描き、バランスを見た後に耳を交互につけていったら バランスが良いでしょう。
ミッキー2
ジェルで大きなドットを簡単に書きたい時はジェルポリッシュ(筆のついた入れ物に入ったジェル)を使うと、ジェルポリッシュの方が柔らかいので大きく自然に伸びてくれます。黒の直線を入れただけのトンプルですが、ミッキー感が増します。ミニーバージョンはリボンを足します。
アクリル絵の具で大きなドットを描くときは、絵の具を多めにドット筆に取りドット筆をネイル着地地点を中心に少し回すと、自然に円が大きくなります。
整列アート
このアートの注意点はネイルは四角&平面ではないのでサイドのドットの大きさは小さめに書くと奥行きが出ます。
二色塗り
二色塗りの場合も、同様です。 高さが出るのでトップコートを塗る時に空気が入らないように(バブルと言います)気を付けてください。 トップコートでバブルが入るとかけやすかったり、持ちが悪くなったりする原因となります。
最もポピュラーな使い方は メインの隣
アートのお供的使い方。このドットを使うことで
- 動きが現れる
- 正確な丸が書ける
- 時間短縮になる
もしこの時にドット筆を使っていなかったら、ここまで丸ドットを描くことはできなかったでしょう。また1つ書くのにもかなりの時間がかかっと思います。サロンワークは常に時間との戦いです。
ドットの見本づくりには気をつけて
まず10本ドットハンドのお客様は今まで私の経験でいらっしゃらないのですが、ペディキュアのお客様はいらっしゃいます。
10本の正確なドットには時間がかかる。
例えばこのアイキャッチ画像の様に、全ての手に左右対称の上下間隔パーフェクトなドットは フレンチネイルほどの時間がかかります。私のサロンではフレンチネイルは通常ネイル+15分です。料金も同じように高くなります。
色遣いに気をつけて
沢山の色を使うドットネイルの場合、こちらも時間がかなりかかりますので気をつけて。
今回はメインのドットを主に紹介しましたが、夏のペディキュアで親指の端に花を描いたとして、動きとしてドットを足したりします。時にはホログラムを使用しますが、時間が押していたりしたら 花と同じ色で3点、もしくは5点のドットを描きます。奇数数字の方がデザイン的にバランスが取れます。お勧めです。