トールペイントはヨーロッパからアメリカへ、ヨーロッパの伝統的装飾技法を基本に、ガラスや、陶器、空き箱 木、ブリキ、などに絵を描くことを総称して“トールペイント”または “トールペインティング”と日本では呼んでいます。今回はこの技巧を基本に簡単にできるアートを紹介します。
バラ1
用意するもの
ポリッシュの場合 : 基本のポリッシュ+アクリルペイント 赤と白 /筆写真のように斜めの方が私は好きですが、平筆でも可/ パレット 何でも可/水入れ/キッチンペーパー
ジェルの場合 :基本のジェルカラー +赤と白のジェル/アンギュラーブラシ/パレット
今回は見やすいように、クラス形式と同じ紙上で説明します。
- パレット上で光の色と影の部分の色を自然に混ぜます。この時私は斜めにカットされたアンギュラー筆を使い、光がとんがっている方と 常に同じ方向を光にしているので間違えがありません。 しかし平筆でもできます。感がっている方を白、反対側の角を赤にして 左から右へ、右から左へと この2色が混ざるようにパレット上で混ぜ合わせます。
- 外側の花びらを波立つように(もし、1回目できれいに発色しなければ2度塗)
- 少し短めに2本目も同じように(上に同じ)絵の具が乾いたら1へ
- 3つ目の中心花びらを描きます。
- 3つ目の花びらの出発点を2枚目のエンドへつなげます。
- 2本目の花びらの出発点を筆を外側に倒しながら真ん中エンド
- 1つめエンドから筆を倒しながら真ん中へ これを何度か繰り返しながら形を整えていく
この工程は紙の上で行っているので 全て1度塗りでやっていますが、例えばポリッシュの上でアクリルペイントで行う場合、2度塗りをすると もっとはっきり見えます。
筆の中で2色の色がグラデーションで混ざり合っていることを確認して、絵を描き始めてください。混ざらないうちに描いてしまうと、立体感が出ません。 また、白のパーセンテージを上の絵では50%ぐらいにしていますが、20%ぐらいでもとてもきれいにできます。②の波打つように花びらを描いていますが、薔薇も色々な種類があり、滑らかなものから、真ん中が出でいるものなど、1度本物ののバラの写真を見ながら描いてみるとわかりやすいです。
つぼみの場合は 真ん中の部分のみを描き、逆三角になるように仕上げます。
アイキャッチ画像の様に、極細筆で枝やつたを描くことによって 動きのある絵になる。
以前色と配置の基礎で記事を書いたように 5本の雄全てに大きなバラの花を真ん中に描いてはいけません。指が短く太く見えます。注意しましょう
バラ2
これはジェルネイルのみの説明です。
- アンギュラーブラシの先に白のジェル、反対側にクリアーなジェルをつけてブレンドします。クリアーの中に少し白のグラデーションが加わることで自然な影が作れます。
- 黒ジェル2回塗って硬化させたジェルの上に真ん中からバラを描いていきます。
- バラは比較的に対角線上に長い三角上の花びらを描くイメージで 硬化
- マットでない赤のポリッシュを上から塗り 硬化
- トップジェル 硬化
このアートは時間がほとんどかからず、迫力的なアートになるので人気です。もし、ポリッシュで同じようなアートを楽しみたい場合は白ではなく、直接赤のアクリルでも同じようなアートができます。
リアルフラワー
このアートをする時はぜひ 先の丸いオーバル筆でやっていただきたい。何人かは平筆で描いている方もいますが、先が平らな花を私は見たことがありません。
- 下地の色を、ベース、キュア、カラー、キュア×2回 / ジェルは少なめにオーバル筆に白のジェルで 少し室圧をかけながら隙間をあけて4つほど花びらを描く キュア/
- 花びらの間を 同じようにオーバル筆で 室圧を少し欠けて描く 硬化
- 全体に赤を塗る 硬化
- 白で花びらを描く 硬化
- 赤を塗る 硬化 トップコート 硬化